AWSとは？初心者向けにわかりやすく解説【AWS入門】
satelite
忙しい人向けのざっくり解説
- Amazon社が提供するクラウドコンピューティングサービス
- サーバやストレージ、データベースなどを従量課金で利用
- 必要なリソースを柔軟に、迅速に利用可能
はじめに
「AWSって聞いたことがあるけど、正直よくわからない…」
「クラウドって便利そうだけど、何ができるの？」
そんな疑問を持つ初心者に向けて、この記事ではAWSの基本を解説します。
AWSは今や世界中で使われているサービスです。
しかし、初めて触れる方にとっては専門用語が多く、ハードルが高く感じられるかもしれません。
そこで本記事では、専門用語をできるだけ使わずに、例を交えて、AWSの「そもそも」からご紹介します。
AWSって何？
AWS(Amazon Web Services)はAmazon社が提供しているクラウドコンピューティングサービスです。
クラウドとは、インターネットを通じて「必要な機能を必要な分だけ使える」サービスのことです。
例えるなら、クラウドは「レンタカー」や「ホテル」のようなものです。
車が必要なときだけレンタカーを借りるように、旅行先で1日だけホテルを利用するように、クラウドは必要な機能を自分で設備を持たなくても使える仕組みです。
クラウドのメリットには以下のようなものがあります。
- 初期費用がかからない：設備を買わなくていいので始めやすい
- すぐに使える：管理画面で少しの操作をするだけで利用できる
- 必要な分だけ使える：使った分だけ支払えば良いのでムダがない
- 管理がラク：メンテナンスはクラウド側がやってくれる
上記のメリットは企業にとってもIT担当者にとっても大きなメリットがあり、今では多くの企業が導入しています。
Tips
他のクラウドには、Microsoft社のAzure、Google社のGCPがあります。
2025年のシェア率はAWS(約30%)、Azure (約20％)、GCP (約10％)となっています。
AWSの基本サービス紹介
ここではAWSの基本サービスを紹介します。初めに覚えやすいサービスを3つ紹介します。
EC2 | Amazon Elastic Compute Cloud
EC2(読み：イーシーツー)は、サーバーを提供するサービスです。
Tips
AWSのサービスは単語の頭文字を取って３文字で表記されることが多いです。
今回はElastic Compute CloudなのでECCになりそうですが、文字が連続した場合はC2と略記されます。
サーバーとは、簡単に言えば「情報を保管したり、処理したりするためのコンピューター」です。
普段私たちが使っているスマートフォンやパソコンが「見る側」だとすると、サーバーは「見せる側」です。
企業のホームページを見る時、情報を送ってくれているのがサーバーです。
EC2はそのサーバーを借りるサービスです。
性能(速度や容量)を選べるので、用途に合わせて柔軟に対応できます。
S3 | Amazon Simple Storage Service
S3(読み：エススリー)は、ストレージを提供するサービスです。
ストレージとは、写真や書類などのデータを保管するための「倉庫」です。
データを自分のパソコンに保存するのではなくインターネット上の安全な場所に保存できます。
必要なときにデータを取り出し、他の人と共有することもできます。
S3の容量は決まっていません。使った分だけ拡張され、消した分だけ縮小します。
容量が足りず保存ができないといったこととは無縁です。
RDS | Amazon Relational Database Service
RDS(読み：アールディーエス)は、データベースを提供するサービスです。
データベースとは、情報を整理して保管するための仕組みです。
イメージはExcelで作った表を、もっと安全に、早く、たくさん扱えるようにしたものが「データベース」です。
データベースはシステムを構築する上で最も重要な仕組みのひとつです。
使用できるデータベースの種類はMySQLやOracle、PostgreSQLのほか、AWSが開発したAuroraなどが利用できます。
料金
基本は「使った分だけ支払う」従量課金制です。
AWSの料金は、電気やガスのように使った分だけ支払う仕組みです。
コストを抑えるための様々な費用制度があり、あらかじめ使用権を購入しておくことで最大72％の割引が可能なプランなどがあります。
具体的な費用についてはリージョンと呼ばれる地域や使い方によって異なるため、公式サイトをご確認ください。
まとめと次のステップ
この記事で学んだこと
ここまででAWSの基本的な考え方や主要なサービスについて、初心者向けに解説しました。
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クラウドとは何か、なぜ使われるのか
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インターネットで使えるサービスの集合体
自分で設備を持たなくてもすぐにサービスを利用可能
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AWSの代表的なサービス
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EC2：サーバーを提供するサービス
S3：ストレージを提供するサービス
RDS：データベースを提供するサービス
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AWSの料金体系
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基本的に「使った分だけ支払う」従量課金
次に進むためのステップ
まずは無料でアカウントを作成して実際にAWSに触れてみましょう。
アカウントの作成方法については次の記事で紹介しています。
【AWS入門】AWSアカウント作成手順【初心者向け】
はじめに クラウドの代表格である「AWS」は個人から企業まで幅広く利用されています。ITエンジニアとしてのスキルアップにも欠かせない存在です。無料枠で利用可能なサー…
今日のサーバーは快晴です
